このサイトについて

藤森式子育てハンドブックは、長年乳幼児教育の研究や教育開発に携わってきた藤森勝己先生が監修された、乳幼児期のノウハウがたっぷり詰まったコンテンツです。

残念ながら藤森勝己先生は2023年6月にご病気で逝去されましたが、乳幼児期における働きかけの大切さ、そしてひとりでも多くの人に楽しく充実した、後悔のない子育ての時間をおくって欲しいという熱心な想いを引き継ぎ、この「子育てハンドブック」というサイトを立ち上げました。
いつの時代も、わが子を思う気持ちに変わりはありません。
この藤森式子育てハンドブックに込められたノウハウが、皆さんにとって子育ての道標となり、次の時代へとつながっていくことを願っています。

子育ての時間はあっという間

子育ての時間は限られています。
始まったばかりの人にとっては長く永遠に続くように感じるかもしれません。
しかし、生涯わが子と一緒に過ごせる時間は本当にあっという間で、3歳になると18%がすでに終わり、幼稚園を卒業するころには32%が経過、小学校を卒業するころには一生涯分の55%、もう半分以上が過ぎているとまで言われています。

今は共働き世帯も多く、一緒に過ごしたくても現実的に厳しいというご家庭も少なくありません。

しかしそのような場合でも、「申し訳ない」という気持ちで子どもに接するのではなく、限られた時間を「大切な宝物」だと考えて、楽しい時間にしてあげる。そんな風に気持ちで過ごすことができれば、きっと中身の濃い時間になるはずです。

乳幼児期は知育教育の黄金期

乳幼児期は知育教育の黄金期です。
遊びのような短時間の楽しい学習でとても高い効果があげることができます。
中には、まだこんなに小さいのに幼児教育だなんてと敬遠される方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、早くから取り組むことで、親も余裕をもって接することができます。
幼い頃からの遊びのような時間の積み重ねは、いつしか学習習慣や学力の貯金となり、お子さまの未来を確かなものにしていくための大切な資産となります。

「自ら考え、自ら学ぶ」能力は、いつしか大きな力となり、逞しく時代を生き抜く原動力となります。楽しい学校生活はもちろんのこと、お子さまの歩む幸せな人生の土台づくりに、是非この藤森式子育てハンドブックをご活用ください。

監修者紹介

藤森勝己

藤森 勝己

FUJIMORI Katsumi

プロフィール

34年間公文教育研究会に勤務。公文公教育研究所の主任研究員として乳幼児教育の研究や教材開発に従事されてきました。
本部直営門戸教室で10年間、学校法人公文学園のびてゆく幼稚園で22年間、生徒・園児の指導にあたり、その傍ら、公文教育研究会の全国60の事務局や外部会場、海外7か国で幼児指導講座や講演会を実施されました。
指導した生徒の総数は3,000人を超え、数多くの子ども達の成長を身近で見守り、支援、サポートし、独自に開発した補助教材や教具を広く多くの方に提供されてきました。乳幼児期の教育がより充実したものに発展するよう、その願いは今も私たちに届いています。