幼児期は性格形成の重要な時期

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2024年07月30日
幼児期は性格形成の重要な時期

人間の性格はどのようにしてつくられるのでしょうか?

遺伝と環境・育て方の2つの要素があります

人間の性格は、遺伝によって親の気質がひきつがれることと、生まれてからの環境や育て方との2つの要素によって形成されます。

すべて遺伝によって決まるのでなく、環境や育て方によって性格は変わってきますし、反対に環境や育て方に関係なく、遺伝の影響が大きい部分もあります。

気になる性格や問題行動は、私の育て方が悪かったから?

育て方に関係なく、遺伝の影響を強く受ける部分があります

親は子どもの性格や行動で気になることが出てくると、自分の育て方が悪かったからだろうかと心配になることがあります。
しかし、「この子は、どうしてこうなんだろう」と思って考えてみると父親や母親の子ども時代そっくりだったということがよくあります。

内向的か外交的か、活発かおとなしいか、大胆か慎重か・・・
こういうことは親の気質が遺伝によって引き継がれていることが多いものです。

子どもの性格は、遺伝で親の気質を引き継いでいる部分があります。
持って生まれたものは、基本的には変わらないものです。

親は子どもの性格に不満を感じたり、もどかしく思ったりすることがありますが、 持って生まれたものは、すべて受け入れてあげるようにしたいものです。

生まれつきの気質はすべて受け入れる

短所と思えるところも裏返すと長所になります

子どもの性格は、遺伝で親の気質を引き継いでいる部分があります。
持って生まれたものは、基本的には変わらないものです。

親は子どもの性格に不満を感じたり、もどかしく思ったりすることがありますが、 持って生まれたものは、すべて受け入れてあげるようにしたいものです。

短所と思えることも裏返すと長所であるということがあります。

例えば、臆病な子は慎重で堅実なところは長所と言えます。
落ち着きのない子は行動的なところが長所と言えます。

子どもの性格のよい面を見てあげるようにしましょう。

性格は環境や育て方によって変わるもの?

幼児期の環境や育て方で大きく変わります

同じ両親から生まれ、同じ家庭に育っても兄弟の1番目と2番目では、性格が大きく異なることがよくありますね。

1番目の子と2番目の子は、一般的に次のような傾向があります。

  • 1番目の子
    慎重、真面目、几帳面、温和、心配症、臆病、依頼心が強い
  • 2番目の子
    行動的、大胆、強気、自立が早い、自己主張が強い、要領がよい

もちろんこれらは一般的な傾向で反対の例もありますが、こういう例が多いということは、子どもの性格は環境や育て方によって 大きく変るということになります。

兄弟は同じように育てているように思っても、実際は育つ環境や、親の意識や熱意、育て方が1人目と、2人目・3人目とは大きく違うものです。

よい性格が形成される育て方

愛されているということが実感できる育て方をする

愛されているということを実感して育った子は、満ち足りた幸せな気持になり、円満な優しい性格の子に育ちます。また、明るく生き生きと行動する子になります。

次のようにすることで、子どもは親に「愛されている」と実感して育ちます。

  1. 常に子どものことを思って、できる限り相手をしてあげる。
  2. 常に子どもの立場に立って、気持ちをわかってあげる。
  3. スキンシップを大切にし、子どもが甘えたい時は、思いきり甘えを受け入れてあげる。

明るいプラスの自己イメージが持てるようにしましょう

子どもの優れている点をほめて、明るいプラスの自己イメージが持てるようにしてあげましょう

私たちはみんな「自分とはこういう人間である」という自己イメージを持っています。
そしてその自己イメージどおりに行動していると言われています。
その自己イメージは、幼児期に周りの人、とくに母親や父親からの評価や対応によって形成されると言われています。

否定的なことを言われ続けると、マイナスの自己イメージが形成されます。
駄目な子と言われた子は、「自分は駄目な人間なんだ」という自己イメージを持ってしまいます。

肯定的なことを言われ続けると、プラスの自己イメージが形成されそのイメージ通りの生き方をするようになります。

「○○ちゃんは、優しい子ね」と言われ続けると、「自分は優しい人間である」という自己イメージを持ち、実際思いやりのある優しいふるまいをするようになります。

「○○ちゃんは、がんばりやさんね」と言われ続けた子は、努力家になります。

「○○ちゃんは、文章を書くのが上手ね」と言われた子は、書くことが好きになり、自信を持ってますます意欲的によい文章を書こうとします。

プラスの評価をしてあげましょう

子どもが「自分で自分のことが好きになる」プラスの評価をしてあげましょう。

お母さんはわが子のよいところを発見し、引き出し大きく伸ばす「名伯楽」になりましょう。

わが子の性格、能力、行動をよく見て、優れていると思えるところ、お母さんから見て好ましいと思えるところを、常に声に出して子どもに伝え、明るいプラスの自己イメージが持て、自分のことを好きになる子にしましょう。

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