目次
3歳台から学習を始める利点
本格的先取り学習ができる
3歳台から学習を始めると小学校入学までに3年あります。
3年あれば順調に進めば、小学校入学前に小学校低学年レベル以上の読み書き計算の基礎学力をつけることができます。
私は幼稚園で20年間園児の指導をしてきました。
その経験で学習を進める上で年少の1年間が非常に大事だということを確信するようになりました。
幼児の学習では、その後大きく伸びるために基礎固めとも言うべき小1レベルの読み書き計算の力をマスターするのに、かなりの長い期間、かなりの量の学習が必要です。
3歳で学習を始めると、小1レベルの学習を早く終えられるのでその後の伸びに加速度がついてきます。
小学生のうちに学年より2学年か3学年先の学力をつけておき、その後も継続して学習を続ければ、小学校でも中学校でもそして高校でも、ずっと余裕を持って学習できます。
3年あれば順調に進めば、小学校入学前に小学校低学年レベル以上の読み書き計算の基礎学力をつけることができます。
私は幼稚園で20年間園児の指導をしてきました。
その経験で学習を進める上で年少の1年間が非常に大事だということを確信するようになりました。
幼児の学習では、その後大きく伸びるために基礎固めとも言うべき小1レベルの読み書き計算の力をマスターするのに、かなりの長い期間、かなりの量の学習が必要です。
3歳で学習を始めると、小1レベルの学習を早く終えられるのでその後の伸びに加速度がついてきます。
小学生のうちに学年より2学年か3学年先の学力をつけておき、その後も継続して学習を続ければ、小学校でも中学校でもそして高校でも、ずっと余裕を持って学習できます。
先取り学習はなぜ大切か
先取り学習をしておくと以下のような効果が期待できます。
- 学校の勉強がラクに楽しくできる
- 自信と意欲が育つ
- 余裕がある豊かな学校生活が送れる
- 将来の夢や希望を持ち続けられる
3学年分の先取り学習をお勧めする理由
小学校のうちに3学年先に進んでおいて、3学年分の先取り学習をしておけば、中学校入学の時点で中学校で学習することを終えておくことができます。
そうすれば中学校で習うことがラクラク出来るのは当然ですね。
そしてその余裕で好きなことに熱中して取り組んだり、さらに中学校のうちに高校で学習することを前もってやっておくことが出来ます。
実はこの「高校でよくできる」ということが非常に大事です。
高校で習うことにラクについていけている子はごくわずかだからです。
普通の子が高校でラクラク学校についていけて、よく出来るようになるには、この先取り学習しかないと言っても過言ではないでしょう。
そうすれば中学校で習うことがラクラク出来るのは当然ですね。
そしてその余裕で好きなことに熱中して取り組んだり、さらに中学校のうちに高校で学習することを前もってやっておくことが出来ます。
実はこの「高校でよくできる」ということが非常に大事です。
高校で習うことにラクについていけている子はごくわずかだからです。
普通の子が高校でラクラク学校についていけて、よく出来るようになるには、この先取り学習しかないと言っても過言ではないでしょう。
高校で大量の落ちこぼれが出るのはなぜ?
落ちこぼれ753(学校についていける子は小学校で7割、中学校で5割、高校で3割)と言われるように、高校になると大量の落ちこぼれが出てきます。どうしてでしょうか。
- 高2あたりから急激に学習のレベルが高く、難しくなる
- 学習する量が一気に増える、授業のスピードが速く、普通の子が3年間で習得するのは困難
- 中学レベルまでのことがよく出来ないまま高校に進学している生徒が多い
どうすれば高校でよくできるようになるか?
以下のように考えると、3学年以上先取り学習して中学入学と同時に高校レベルの学習を始めれば、高校3年間で学習することを6年間でやればよいということになります。
- まず中学レベルまでの学力をしっかりつけておく
- 3年間で習得するのが無理なくらい量が多いのだから、5年、6年あるいはそれ以上かけて、じっくりと丁寧に学習する
- 難しい問題は易しくブレークダウンして、しかも繰り返し学習する
高校入学前に高校レベルの先取り学習など本当にできるのだろうか
以下のような条件が揃っていれば、中学校のうちに高校レベルの先取り学習は可能です。
- 自習用の教材を使って学習する
(勉強は誰かから教わらないと出来ないと思われていますが、教材が自習用にできていれば、独学で出来るようになります。) - 反復練習で、十分に習熟し、スモールステップで徐々にレベルアップしていく
- 小学校の間に中学レベルを終わらせておいて、中学校で予習復習、テスト勉強などをほとんどしないですむようにしておく
いかがでしょうか。これなら高校でよく出来るようになるということがお分かりかと思います。
そのため一番よい方法は、3歳で学習を始めて小学校入学前に小学校低学年レベルのことをできるようにしておくことです。
3~4歳児の学習の難しい点と対処法
3~4歳児の難しい点
以下のような特徴は、3~4歳児には共通してみられる傾向です。
- 興味のあることは、集中して取り組むが、興味のないことは見向きもしないことが多い
- 集中して取り組める時間が短く、すぐ気がそれる
- 気分にむらがあり、意欲的に取り組むときもあるが、全くやる気が起きないこともある
- 忍耐力があまりなく、ちょっと難しいことや根気のいることは、投げ出してしまうことが多い
5歳、6歳と年齢が進むと、集中力や根気、持続力などが育ってきます。
またやるべきことは気分が向かなくてもやれる力も育ってきます。
まだまだ幼児性の強い3~4歳の時期は、その特徴を当然のこととしてそれを前提に学習するようにしましょう。
そして、決して辛いお勉強にならないよう、楽しい学習になるように注意しましょう。
対処法
- 動機づけをしながら、やれる日を増やしていく
- お母さんも一緒に学習する
- 楽しい遊びになる工夫をする
- 負けん気を起こさせる
- 驚いてほめる
もっと安定して学習できる年齢になってから始める方がよいのではないか
3歳児と7歳児とでは進み方が大きく違います
読み書き計算の学習を、3歳から始める場合と7歳から始める場合とでは進み方に大きな違いがあります。
例えば算数の基礎である「足し算」の習得を考えてみましょう。
3歳児より7歳児の方がずっと短期間に足し算を習得します。なぜでしょうか。
例えば算数の基礎である「足し算」の習得を考えてみましょう。
3歳児より7歳児の方がずっと短期間に足し算を習得します。なぜでしょうか。
- すでに数字が書けるようになっている
- 数感覚が育っている
- 思考力も高くなっている
- 落ち着いて集中して学習できる
それに対して3歳児の場合は、まず数字が書けるようになるまでに時間がかかりますし、足し算の学習を始めてからもスラスラできるようになるまでに、かなりの量繰り返し学習する必要があります。
したがって、足し算を習得するのに、3歳児の場合は7歳児よりはずっと長期間かかります。
ではなぜ3歳開始の方がよいのでしょう
大きくなってからの方がずっとラクに習得できるのであれば、大きくなってから始める方がよいのではないかと思えますね。
足し算の習得などの基礎固めに、はるかに長い期間かかる3歳児に学習をお勧めする理由は、その基礎固めが終わった後の伸びが大きく違ってくるからです。
大きくなってから始めた子は、最初の易しい基礎の段階までは幼児よりずっとラクに出来るようになりますが、教材進度が高まるにつれて、次第に難しくなってきて、進み方が鈍ってきます。
それに対して3 歳前後から始めた子の場合、長期間の学習でしっかりとした基礎ができた後は、伸びが加速してきます。
進めば進むほど、教材のレベルが上がるほど、加速度的に伸びるような例がよくあります。
普通、レベルが上がるほど進むスピードが落ちてくるものですが、3歳前後から学習を始めた子はその反対で、レベルが上がるほど進むスピードが速くなるという、常識では考えられないような伸び方をする子が出てきます。
これは、まだ脳が発達しつつある時期に学習することで、脳の発達が促進されて、理解力などが高まるからと考えられます。
このように、やはり始める時期は早ければ早いほどよいと言えます。
ただし安定してコンスタントに学習できるまでには、時間がかかりますし、幼児性の強い時期には、臨機応変の対応や楽しく無理なくできる工夫が必要です。
そうして、その幼児性の強い時期を乗り切った後は、目覚ましい伸びが期待できますので、それを楽しみに、親子で無理なく楽しい学習を続けていくようにしましょう。
足し算の習得などの基礎固めに、はるかに長い期間かかる3歳児に学習をお勧めする理由は、その基礎固めが終わった後の伸びが大きく違ってくるからです。
大きくなってから始めた子は、最初の易しい基礎の段階までは幼児よりずっとラクに出来るようになりますが、教材進度が高まるにつれて、次第に難しくなってきて、進み方が鈍ってきます。
それに対して3 歳前後から始めた子の場合、長期間の学習でしっかりとした基礎ができた後は、伸びが加速してきます。
進めば進むほど、教材のレベルが上がるほど、加速度的に伸びるような例がよくあります。
普通、レベルが上がるほど進むスピードが落ちてくるものですが、3歳前後から学習を始めた子はその反対で、レベルが上がるほど進むスピードが速くなるという、常識では考えられないような伸び方をする子が出てきます。
これは、まだ脳が発達しつつある時期に学習することで、脳の発達が促進されて、理解力などが高まるからと考えられます。
このように、やはり始める時期は早ければ早いほどよいと言えます。
ただし安定してコンスタントに学習できるまでには、時間がかかりますし、幼児性の強い時期には、臨機応変の対応や楽しく無理なくできる工夫が必要です。
そうして、その幼児性の強い時期を乗り切った後は、目覚ましい伸びが期待できますので、それを楽しみに、親子で無理なく楽しい学習を続けていくようにしましょう。
本記事画像著作者:brgfx/出典:Freepik